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医療機関名
糖尿病と肥満症のクリニック五反田院
診療科目
内科・糖尿病内科・内分泌内科
オンライン診療時間
9:00〜22:00(年中無休)
所在地
〒1410031 東京都 品川区西五反田7-13-2 金剛マンション201号

マンジャロ(チルゼパチド)について

マンジャロ(一般名: チルゼパチド)は、2型糖尿病の治療薬として国内承認されているGIP/GLP-1受容体作動薬です。当院では2型糖尿病の患者様への保険診療と、医師の判断による肥満症治療としての自由診療の両方に対応しています。

マンジャロとは

マンジャロ(Mounjaro / 一般名: チルゼパチド, Tirzepatide)は、米国 Eli Lilly 社が開発した GIP/GLP-1 受容体デュアルアゴニストです。日本では2023年4月に2型糖尿病治療薬として承認され、同年9月より処方が開始されました。

従来のGLP-1受容体作動薬(オゼンピック、リベルサス等)が GLP-1 受容体のみに作用するのに対し、マンジャロは GIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)と GLP-1 の両方の受容体に作用するため、より強力な血糖降下作用と体重減少作用が報告されています。

米国ではチルゼパチドを有効成分とする「ゼップバウンド(Zepbound)」が肥満症治療薬として2023年11月にFDA承認されており、日本でも2024年1月にゼップバウンドが肥満症治療薬として承認されています。

マンジャロの作用機序

マンジャロは以下の4つの作用により血糖と体重をコントロールします。

  • インスリン分泌の促進 — 血糖値が高いときに膵β細胞からのインスリン分泌を増やし、血糖を下げます
  • グルカゴン分泌の抑制 — 肝臓からのブドウ糖放出を抑え、空腹時血糖の上昇を防ぎます
  • 胃排出の遅延 — 食後の血糖値上昇を緩やかにします
  • 食欲中枢への作用 — 視床下部に作用して食欲を抑え、満腹感を持続させます

これらの作用により、HbA1cの改善と体重減少が同時に得られることがマンジャロの大きな特徴です。GIP受容体への作用が加わることで、GLP-1単一作動薬よりも強力な代謝改善効果が期待できます。

主な副作用とリスク

マンジャロで最も多く報告されている副作用は消化器症状です。多くは投与開始初期や用量増量時に見られ、徐々に軽減することが知られています。

  • 悪心(吐き気)
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 便秘
  • 食欲減退
  • 腹痛

重大な副作用としては、急性膵炎、胆嚢疾患(胆石症・胆嚢炎)、低血糖(他の糖尿病薬との併用時)、急性腎障害等が報告されています。動物試験では甲状腺髄様癌の発生が報告されており、甲状腺髄様癌の既往歴・家族歴がある方、多発性内分泌腫瘍症2型(MEN2)の方は使用できません。

気になる症状が現れた場合は自己判断で中止せず、必ず医師にご相談ください。減量や休薬の判断を行います。

マンジャロの費用

2型糖尿病の方は健康保険の適用となり、3割負担で治療を受けられます。肥満症・ダイエット目的の場合は自由診療(自費)となり、全額自己負担となります。

具体的な料金は診察一覧ページをご参照いただくか、お問い合わせください。費用には診察料・薬剤費・検査費が含まれます。

オンライン診療での処方

当院ではマンジャロの処方をオンライン診療で行うことが可能です。継続診療の方はもちろん、初診の方もオンラインでご相談いただけます。

診療の流れや対象条件、費用は「オンライン診療について」のページをご覧ください。処方された薬剤は宅配便でご自宅へお届けします。

よくある質問

Q. マンジャロで何キロ痩せられますか?
A. 効果には個人差がありますが、海外の臨床試験(SURMOUNT-1試験等)では用量に応じて72週間で平均15〜21%の体重減少が報告されています。実際の減量幅は食事・運動・生活習慣によっても変わります。

Q. オゼンピックやリベルサスとの違いは?
A. オゼンピック・リベルサスはGLP-1単一受容体作動薬で、マンジャロはGIPとGLP-1の両方に作用するデュアルアゴニストです。一般に効果がより強い一方、消化器系副作用も強く出る傾向があります。

Q. 副作用が出たらどうすれば?
A. 軽度の悪心・下痢は数日〜数週間で軽減することが多いですが、強い症状や持続する場合は当院までご連絡ください。減量や休薬の判断を行います。自己判断で急に中止することは避けてください。

Q. ゼップバウンドとマンジャロの違いは?
A. 有効成分はどちらもチルゼパチドで同じです。日本では2型糖尿病治療薬としては「マンジャロ」、肥満症治療薬としては「ゼップバウンド」という製品名で承認されています。

Q. やめたらリバウンドしますか?
A. 投与を中止すると食欲抑制効果が消失するため、生活習慣が元に戻れば体重が戻る可能性があります。減量後の生活習慣維持が重要です。

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自由診療に関する重要事項

マンジャロを肥満症・ダイエット目的で使用する場合は、国内承認外の自由診療となります。当院では以下の事項を患者様に必ずご説明したうえで処方しています。

①未承認である旨
マンジャロ(チルゼパチド)は、日本国内では 2 型糖尿病治療薬として承認されている医薬品です。肥満症・ダイエット目的での使用については、国内承認外の適応外使用となります。
②入手経路
当院で処方されるマンジャロは、国内正規流通品を医薬品卸業者を通じて購入しています。個人輸入品は使用しません。
③国内承認代替薬
肥満症治療薬として国内承認されている医薬品にはウゴービ(セマグルチド)およびゼップバウンド(チルゼパチド、肥満症適応)があります。ご希望の方はご相談ください。
④海外安全性情報
海外では米国 FDA が 2022 年 5 月に 2 型糖尿病治療薬として承認し、2023 年 11 月に肥満症治療薬(製品名:ゼップバウンド)として追加承認しました。重篤な副作用として急性膵炎、胆嚢疾患等が報告されています。
⑤副作用被害救済制度
適応外使用にあたるため、重篤な副作用が生じた場合でも医薬品副作用被害救済制度の対象外となる可能性があります。
⑥治療内容・期間・回数
初回は医師の対面またはオンライン診察後に処方します。継続投与は 4 週〜12 週ごとに医師が効果・副作用を確認しながら行います。
⑧リスク・副作用
主な副作用:悪心、嘔吐、下痢、便秘、食欲減退、腹痛。重大な副作用:急性膵炎、胆石症、低血糖(他の糖尿病薬併用時)、甲状腺髄様癌(動物 試験)。症状が現れた場合は直ちに医師にご相談ください。
⑨個人差
治療効果・副作用には個人差があります。本ページの記載はあくまで一般的な情報です。