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医療機関名
糖尿病と肥満症のクリニック五反田院
診療科目
内科・糖尿病内科・内分泌内科
オンライン診療時間
9:00〜22:00(年中無休)
所在地
〒1410031 東京都 品川区西五反田7-13-2 金剛マンション201号

日本人が一番痩せるダイエット法!食事・運動・医療を組み合わせる秘訣

結論から申し上げます。日本人が一番効果的に、そして健康的に痩せる方法は、「日本人の体質に合った和食ベースの食事管理」を徹底し、「基礎代謝を上げる筋トレと脂肪を燃焼させる有酸素運動」を正しい順番で組み合わせることです。

一見、当たり前のように聞こえるかもしれません。しかし、その「当たり前」の中にこそ、日本人の遺伝子や腸内環境に刻まれた、痩せるための科学的な答えが隠されています。

短期的に体重を落とすだけのダイエットは、ほぼ100%リバウンドします。この記事では、なぜ「日本人向け」の方法が不可欠なのかという根本的な理由から、今日から実践できる具体的な食事メニュー、運動プログラム、そして痩せ体質を定着させる生活習慣まで、網羅的かつ論理的に解説していきます。あなたの最後のダイエットは、ここから始まります。

目次

なぜ「日本人向け」のダイエットが重要なのか?遺伝子と腸内環境の科学的根拠

「海外で流行りのダイエット法を試したけど、なぜか痩せない…」そう感じたことはありませんか?その原因は、日本人と欧米人の体質が根本的に異なることにあります。ダイエットの成否は、私たちの遺伝子と腸内環境に大きく左右されるのです。

倹約遺伝子(農耕民族)の影響で糖質の過剰摂取に極端に弱い

日本人は古来、米を主食とする農耕民族でした。収穫期以外は食料が乏しい環境を生き抜くため、私たちの祖先は少ない食事から効率よくエネルギーを抽出し、脂肪として蓄える能力を発達させました。これが「倹約遺伝子」です。

この遺伝子は飢餓の時代には生存に有利でしたが、飽食の現代においては、摂取した糖質を過剰に脂肪として溜め込みやすいという、ダイエットにおける最大の弱点となります。特に、血糖値を急上昇させる白米やパン、麺類、砂糖の摂取は、欧米人以上に肥満に直結しやすいのです。

つまり、欧米で効果があるとされる高脂質な食事法などを安易に取り入れても、倹約遺伝子を持つ日本人には合わず、かえって太るリスクすらあるのです。

日本人の腸内細菌は海藻や発酵食品の消化が世界一得意

長年、海に囲まれた環境で暮らしてきた日本人の腸内には、驚くべき特徴があります。それは、海苔やわかめといった海藻類を分解できる特殊な酵素を持つ腸内細菌が存在することです。これは世界的に見ても非常に稀な能力です。

さらに、味噌や納豆、漬物などの発酵食品を日常的に摂取してきた歴史から、これらの食品に含まれる善玉菌を効率よく活用し、痩せやすい腸内環境を作ることに長けています。

この日本人特有の腸内環境を最大限に活かす食事こそが、代謝を高め、脂肪を燃焼しやすい体質を作るための鍵となります。

欧米人と比較した筋肉量の違いと基礎代謝の低さ

一般的に、日本人は欧米人と比較して骨格が華奢で、筋肉量が少ない傾向にあります。筋肉は、私たちが何もしなくても消費するエネルギー(基礎代謝)の大部分を占めています。

つまり、筋肉量が少ない日本人は、もともと基礎代謝が低く、痩せにくい体質であると言えます。

この事実を知らずに、ただ食事量を減らすだけのダイエットを行うとどうなるでしょうか。体はエネルギー不足を補うために、脂肪だけでなく貴重な筋肉まで分解してしまいます。その結果、基礎代謝がさらに低下し、ダイエット前よりも「痩せにくく、太りやすい」最悪の体質が完成してしまうのです。これがリバウンドの正体です。

日本人が効率的に痩せるためには、筋肉を絶対に減らさず、むしろ増やすための戦略が不可欠なのです。

日本人が一番痩せるダイエット【食事編】今日からできる黄金の10ルール

ダイエットの成功の実に8割は、食事管理で決まります。日本人の体質を最大限に活かし、無理なく継続できるための10個の食事ルールを具体的に解説します。

ルール1:PFCバランスを意識した「まごわやさしい」和食を基本とする

ダイエットの基本は、PFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物)の整った食事です。厚生労働省が推奨する理想的なバランスは、タンパク質13〜20%、脂質20〜30%、炭水化物50〜65%とされています。

この理想的なバランスを、誰でも簡単に実現できる魔法の合言葉が「まごわやさしい」です。これは、日本の伝統的な健康食材の頭文字をとったものです。

  • :豆類(豆腐、納豆、味噌など) – 良質な植物性タンパク質
  • :ごま、ナッツ類 – 良質な脂質とミネラル
  • :わかめなど海藻類 – 食物繊維とミネラル
  • :野菜 – ビタミン、ミネラル、食物繊維
  • :魚(特に青魚) – 良質なタンパク質とEPA・DHA
  • :しいたけなどきのこ類 – 食物繊維とビタミンD
  • :いも類 – 食物繊維と低GIの炭水化物

これらの食材を意識して毎日の献立に取り入れるだけで、自然と低脂質・高タンパクでビタミンやミネラルが豊富な、理想的なダイエット食が完成します。

ルール2:糖質は抜くのではなく「低GI食品」に置き換える

倹約遺伝子を持つ日本人にとって糖質の管理は最重要課題です。しかし、完全に糖質を抜く過度な糖質制限は、エネルギー不足による倦怠感や、腸内環境の悪化を招くリスクがあり、長期的な継続は困難です。

重要なのは、悪影響を及ぼす糖質を避け、味方になる糖質を選ぶこと。その指標となるのが「GI値(グリセミック・インデックス)」です。GI値とは、食後の血糖値の上昇度合いを示す指数のことで、この値が低い食品ほど血糖値の上昇が穏やかで、脂肪として蓄積されにくくなります。

高GI食品(今すぐやめるべき) 低GI食品(積極的に選ぶべき)
白米、食パン、うどん、菓子パン 玄米、雑穀米、全粒粉パン、そば
じゃがいも、にんじん さつまいも、きのこ類、葉物野菜
ケーキ、清涼飲料水、砂糖 果物(ベリー類)、ナッツ類、無糖ヨーグルト

まずは毎日の主食を白米から玄米や雑穀米に変えるだけでも、体は劇的に変わり始めます。これは「制限」ではなく「置き換え」なので、ストレスなく実践できるはずです。

ルール3:タンパク質は「体重×1.2〜1.5g」を必ず摂取する

筋肉量を維持し、基礎代謝を落とさないために、タンパク質の摂取はダイエット中の最優先事項です。筋肉の材料であるタンパク質が不足すれば、体は筋肉を分解してエネルギーを作り出そうとし、基礎代謝が低下してしまいます。

1日に必要なタンパク質の目安は、自分の体重1kgあたり1.2g〜1.5gです。体重が60kgの人であれば、1日に72g〜90gのタンパク質が必要となります。

【高タンパク質食材の目安】

  • 鶏むね肉(皮なし):100gあたり約23g
  • 鮭:1切れ(80g)あたり約18g
  • 卵:1個(50g)あたり約6g
  • 納豆:1パック(45g)あたり約8g
  • 豆腐(木綿):1/3丁(100g)あたり約7g
  • プロテイン:1杯あたり約20g

これを3食に分けて摂取するのが理想です。毎食、自分の手のひらサイズの肉や魚、卵、大豆製品を食べることを意識しましょう。

ルール4:発酵食品と食物繊維で「痩せ菌」を育てる

腸内環境がダイエットの成否を左右することは、近年の研究で明らかになっています。腸内には善玉菌(通称:痩せ菌)と悪玉菌(通称:デブ菌)がおり、このバランスを善玉菌優位にすることが、痩せやすい体質への近道です。

  • 発酵食品(プロバイオティクス):納豆、味噌、キムチ、ヨーグルトなど。善玉菌そのものを直接腸に届けます。
  • 食物繊維(プレバイオティクス):海藻、きのこ、野菜、玄米など。腸内にいる善玉菌のエサとなり、善玉菌を元気に育てます。

特に、善玉菌とそのエサを同時に摂取する「シンバイオティクス」が極めて効果的です。「わかめと豆腐の味噌汁」や「めかぶ納豆」、「きのこのキムチ和え」などは、日本人のための最強の腸活メニューと言えるでしょう。

ルール5:食べる順番は「ベジファースト」を徹底する

同じ食事内容であっても、食べる順番を変えるだけで、血糖値の急上昇を劇的に抑えることができます。これは「ベジタブルファースト」または「カーボラスト」と呼ばれる食事法です。

【痩せる食べる順番】

  1. 汁物・飲み物(味噌汁、スープ、お茶など)
  2. 食物繊維(野菜、海藻、きのこなど)
  3. タンパク質(肉、魚、卵、大豆製品など)
  4. 炭水化物(ごはん、パン、麺類など)

最初に食物繊維が豊富な野菜や汁物を胃に入れることで、後から入ってくる糖質の吸収を穏やかにするバリアの役割を果たしてくれます。この順番を徹底するだけで、食後の眠気やだるさがなくなり、脂肪の蓄積を防ぐことができます。

ルール6:1日1.5〜2.0リットルの水をこまめに飲む

体内の水分が不足すると、血液がドロドロになり、全身の細胞に栄養や酸素を届ける効率が悪くなります。これは代謝の低下に直結し、老廃物の排出も滞るため、むくみや便秘の原因にもなります。

1日に1.5リットルから2.0リットルの常温の水を目安に、喉が渇いたと感じる前に、コップ1杯の水をこまめに飲む習慣をつけましょう。甘いジュースや清涼飲料水は論外です。また、カフェインを含む緑茶やコーヒーには利尿作用があるため、水分補給としてはカウントせず、別で水を飲むように心がけてください。

ルール7:間食は「高タンパク・低糖質」なものを賢く選ぶ

空腹を我慢しすぎるのは逆効果です。極度の空腹状態の後に食事をすると、血糖値が急激に上昇し(血糖値スパイク)、インスリンが大量に分泌され、脂肪を溜め込みやすくなります。

空腹を感じたら、我慢せずに賢く間食を取り入れましょう。

【ダイエットに最適な間食】

  • 素焼きのミックスナッツ(アーモンド、くるみ)
  • 無糖のギリシャヨーグルト
  • ベビーチーズ、6Pチーズ
  • ゆで卵
  • あたりめ、茎わかめ
  • 高タンパク・低糖質のプロテインバー

スナック菓子やチョコレート、菓子パンは血糖値を乱高下させる最悪の選択です。タンパク質や良質な脂質、食物繊維が摂れるものを選ぶのが鉄則です。

ルール8:夕食は就寝の3時間前までに終える

睡眠中は、エネルギー消費が一日の中で最も少なくなります。また、夜22時以降は、脂肪の蓄積を促進する「BMAL1(ビーマルワン)」というタンパク質が体内で最も活発に働く時間帯です。

この時間に胃の中に未消化の食べ物が残っていると、消費されなかったエネルギーが効率よく脂肪細胞へと送り込まれてしまいます。夕食は、どんなに遅くとも就寝の3時間前までに済ませることを徹底しましょう。

仕事などでどうしても夕食が遅くなる場合は、夕方17時頃におにぎりなどで炭水化物を摂っておき、帰宅後は味噌汁や豆腐、サラダなど消化が良く低カロリーなものだけにする「分食」というテクニックも非常に有効です。

ルール9:一口30回以上、よく噛んでゆっくり食べる

「よく噛むこと」は、コストゼロで実践できる最も効果的なダイエット法の一つです。よく噛むことには、主に2つの絶大なメリットがあります。

  1. 満腹中枢の刺激:咀嚼回数が増えることで、脳の満腹中枢が刺激され、少量でも満足感を得やすくなり、自然と食べ過ぎを防ぎます。
  2. 消化吸収の促進:食べ物が物理的に細かくなることで消化酵素と混ざりやすくなり、胃腸への負担を軽減し、栄養素の吸収効率を高めます。

まずは「一口入れたら箸を置く」習慣から始めてみましょう。そして、一口につき30回以上噛むことを意識するだけで、食事量が2割程度減るとも言われています。

ルール10:コンビニ食・外食の上手な選び方をマスターする

忙しい現代社会において、毎日自炊するのは難しいかもしれません。しかし、コンビニや外食でも、選び方さえマスターすればダイエットは十分に継続可能です。

【コンビニでの黄金の組み合わせ術】

  • 主食:もち麦入りおにぎり、全粒粉パンのサンドイッチ
  • 主菜:サラダチキン、焼き魚(塩焼き・西京焼き)、ゆで卵、冷奴
  • 副菜:海藻サラダ、ほうれん草のおひたし、ひじきの煮物
  • 汁物:豆腐とわかめの味噌汁、豚汁

ポイントは「幕の内弁当」のような完成品ではなく、「単品の組み合わせ」で選ぶことです。これにより、揚げ物などの不要な脂質や糖質を避け、自分に必要な栄養素だけをセレクトできます。パスタやラーメン、丼物などの単品メニューは栄養が偏りやすいため、極力避けましょう。

日本人が一番痩せるダイエット【運動編】脂肪燃焼を最大化する組み合わせ戦略

食事管理で摂取カロリーをコントロールし、運動で消費カロリーを増やす。この両輪が揃って初めて、ダイエットは成功へと向かいます。日本人特有の「筋肉がつきにくく、基礎代謝が低い」という弱点を克服するための、最も効率的な運動戦略を解説します。

ステップ1:まずは大きな筋肉を鍛える筋トレ(無酸素運動)

消費カロリーを増やすための鍵は、基礎代謝を上げることです。そのためには、体の中で最も大きな筋肉群である「BIG3」(下半身、背中、胸)を優先的に鍛えるのが最も効率的です。

筋トレを行うと、脂肪分解を促進する「成長ホルモン」が分泌されます。このホルモンが出ている状態で有酸素運動を行うことで、脂肪燃焼効率が飛躍的に高まります。

【自宅でできる最強BIG3筋トレ】

  • スクワット(下半身):「キング・オブ・トレーニング」と呼ばれる最強の種目。太ももとお尻という体で最も大きな筋肉を同時に鍛え、代謝アップ効果は絶大です。正しいフォームで15回×3セットを目安に行いましょう。
  • プッシュアップ(腕立て伏せ/胸・腕):胸や肩、腕の筋肉を鍛え、上半身のシルエットを美しく整えます。膝をついて行う「膝つき腕立て伏せ」からでも十分効果があります。10回×3セットが目標です。
  • バックエクステンション(背中):背中の広背筋や脊柱起立筋を鍛え、美しい姿勢と引き締まった背中を作ります。うつ伏せになり、両手両足を浮かせる運動です。15回×3セットを目安にしましょう。

これらの筋トレを、週に2〜3回の頻度で行うのが理想です。

ステップ2:筋トレの「直後」に有酸素運動を行う

筋トレによって成長ホルモンが分泌され、体脂肪が分解されて血中に放出された「ゴールデンタイム」。このタイミングで有酸素運動を行うことで、血中の脂肪がエネルギーとして効率よく燃焼されます。「筋トレ→有酸素運動」この順番は鉄則です。

【おすすめの有酸素運動】

  • ウォーキング:最も手軽で継続しやすい有酸素運動。ただ歩くのではなく、少し息が弾む程度の早歩きで、腕を大きく振って20分以上続けるのが目標です。
  • HIIT(高強度インターバルトレーニング):「20秒間全力で動いて10秒間休む」を8セット(計4分)繰り返すトレーニング。バーピージャンプやもも上げなどが代表的です。短時間で高い脂肪燃焼効果があり、運動後も数時間にわたりカロリー消費が続く「アフターバーン効果」が期待できます。
  • サイクリング:膝への負担が少なく、楽しみながら長時間続けられます。景色を楽しみながら、30分程度行うのがおすすめです。

ステップ3:日常生活の活動量を増やす「NEAT」を意識する

NEAT(Non-Exercise Activity Thermogenesis)とは、運動以外の日常生活における活動で消費されるカロリーのことです。実は、このNEATこそが1日の総消費カロリーの大部分を占めており、痩せ体質を作るための隠れた鍵となります。

  • エスカレーターやエレベーターではなく、意識して階段を使う
  • 通勤時に一駅手前で降りて歩く
  • デスクワーク中は1時間に1回立ち上がり、ストレッチをする
  • 歯磨きをしながらかかとを上げ下げする(カーフレイズ)
  • テレビを見ている間も足踏みをする

このような「ちりつも」の積み重ねが、ジムで1時間運動するのに匹敵するほどのカロリー消費を生み出すこともあります。常に体を動かす意識を持つことが重要です。

日本人が一番痩せるダイエット【生活習慣編】痩せ体質を脳と体に記憶させる5つの秘訣

食事と運動の効果を最大限に引き出し、リバウンドしない体を作るためには、土台となる生活習慣の見直しが不可欠です。

7時間以上の質の高い睡眠を確保する

睡眠不足はダイエットにおける最大の敵です。睡眠時間が短いと、食欲を増進させる悪魔のホルモン「グレリン」が大量に分泌され、逆に食欲を抑制してくれる天使のホルモン「レプチン」の働きが鈍くなります。

その結果、脳は理性を失い、ポテトチップスやケーキといった高カロリー・高脂肪なジャンクフードを猛烈に欲するようになります。これでは意志の力だけで対抗するのは不可能です。毎日最低でも7時間の睡眠時間を確保しましょう。特に、就寝1時間前からはスマートフォンやPCの画面を見るのをやめ、脳をリラックスさせることが質の高い睡眠に繋がります。

毎日湯船に浸かって深部体温を上げる

シャワーだけで済ませず、毎日湯船に浸かる習慣は、日本人にとって最高のダイエット法の一つです。38〜40℃程度のぬるめのお湯に15分ほど浸かることで、体の深部体温が上昇します。

深部体温が1℃上がると、基礎代謝は約13%もアップすると言われています。また、血行が促進されてむくみが解消されるだけでなく、副交感神経が優位になりリラックス効果が得られるため、睡眠の質も向上します。

ストレス管理で「コルチゾール」の分泌を抑える

慢性的なストレスを感じると、私たちの体は「コルチゾール」というストレスホルモンを分泌します。コルチゾールは、血糖値を上昇させ、インスリンの過剰分泌を招くことで、お腹周りに脂肪を溜め込みやすくする働きがあります。

「ストレス太り」は科学的に証明されている現象なのです。趣味の時間を作る、軽い運動(ウォーキングなど)をする、自然の中で過ごす、瞑想するなど、自分に合ったストレス解消法を見つけ、意識的にリラックスする時間を作ることが非常に重要です。

正しい姿勢を意識して天然のコルセットを起動させる

猫背や反り腰といった悪い姿勢は、見た目が悪いだけでなく、お腹周りのインナーマッスル(腹横筋など)が使われず、ぽっこりお腹の直接的な原因になります。また、血行不良や内臓機能の低下を招き、代謝の低下にも繋がります。

常に頭のてっぺんから一本の糸で吊られているようなイメージで、背筋をスッと伸ばして座る・立つことを意識しましょう。これだけで腹筋や背筋が常に使われる状態になり、消費カロリーがアップし、天然のコルセットのようにお腹周りを引き締めてくれます。

体重と食事を記録する(レコーディングダイエット)

自分の行動を客観的に記録し、「見える化」することは、ダイエットを成功させる上で極めて強力なツールです。

  • 体重:毎朝、トイレを済ませた後に同じ条件で測定し、アプリなどでグラフ化する。日々の小さな変動に一喜一憂せず、長期的な下降トレンドを確認することが重要です。
  • 食事:食べたものを写真に撮るだけでも構いません。記録することで、「意外と間食が多かった」「脂っこいものばかり食べていた」など、自分の食生活の課題が客観的に見えてきます。

記録は、自分だけのダイエットの「カルテ」です。何を食べたら体重が増え、どう過ごせば減るのかという自分自身のパターンを把握することが、成功への最短ルートとなります。

【目的別】日本人のための短期・中期ダイエットプラン

ここでは、より具体的な目標を持つ方向けのプランを提案します。ただし、急激な減量は健康を害するリスクがあるため、無理のない範囲で行ってください。

1週間で効果を実感するための緊急ダイエットメニュー

結婚式や同窓会など、急なイベントを控えている方向けのプランです。これは体内の余分な水分や塩分を排出し、むくみを取ることが主目的であり、体脂肪が大幅に減るわけではありません。

  • 食事:塩分を徹底的に控えます(加工食品、外食、インスタント食品はNG)。カリウムが豊富な野菜(ほうれん草、アボカド)や海藻を積極的に摂取し、水分排出を促します。糖質は1日のうち昼食のみ、玄米おにぎり1個程度に限定します。
  • 運動:毎日のウォーキング(40分以上)と、紹介した筋トレを1日おきに行います。
  • 生活:毎日湯船に浸かり、お風呂上がりに脚のマッサージでリンパの流れを促進させます。

1ヶ月で3〜5キロを目指す最も現実的なダイエット計画

健康的に、かつ確実に結果を出したい方向けの、最もおすすめな王道プランです。

  • 食事:本記事で紹介した「食事編の10のルール」を徹底します。特に最初の2週間は間食をナッツやヨーグルトに限定し、夕食の主食(炭水化物)を抜くか、量を半分にすると効果的です。
  • 運動:週3回の「筋トレ+有酸素運動」をスケジュールに組み込み、習慣化します。NEATを意識し、1日の歩数が8,000歩を下回らないようにします。
  • 生活:睡眠時間を7時間以上確保し、毎日体重と食事を記録してPDCAサイクルを回します。

日本人が一番痩せるダイエットに関するよくある質問(Q&A)

Q1. 10キロ痩せるには何ヶ月くらいかかりますか?

A1. 健康的に痩せる場合、3ヶ月〜6ヶ月が現実的な期間です。

脂肪1kgを燃焼させるためには、約7,200kcalの消費が必要とされています。10kg痩せるには、実に72,000kcalものカロリー収支をマイナスにする必要があります。1ヶ月に体重の5%以上の急激な減量は、筋肉量の減少や健康被害のリスクが高まります。1ヶ月に1.5〜3kg程度のペースが、リバウンドしにくく体に負担のかからない理想的な減量速度です。焦らず、継続することが最も重要です。

Q2. ダイエットの停滞期はどう乗り越えればいいですか?

A2. 停滞期は体が正常に機能している証拠です。焦らず、アプローチを変えてみましょう。

ダイエットを始めると、体は生命を維持するためにエネルギー消費を抑えようとする「ホメオスタシス(恒常性)」という機能が働きます。これが停滞期の正体です。乗り越えるには、①食事内容を見直す(タンパク質は足りているか?)、②運動の強度や種類を変えてみる(ウォーキングをHIITに変えるなど)、③あえて1日だけ好きなものを食べる「チートデイ」を設けて脳を騙す、などの方法が有効です。

Q3. お酒は飲んでもいいですか?

A3. 飲む種類と量を守れば、完全に断つ必要はありません。

ダイエット中に最も避けるべきは、糖質の多いビールや日本酒、甘いカクテルです。飲むのであれば、糖質の少ないハイボール、焼酎、辛口のワインなどを選びましょう。また、アルコール自体に食欲増進作用があるため、おつまみは揚げ物などを避け、枝豆や冷奴、焼き鳥(塩)などを選ぶのが賢明です。週に2日程度の「休肝日」を設けることも大切です。

Q4. プロテインは飲むべきですか?

A4. 食事で十分なタンパク質が摂れない場合は、補助として非常に有効です。

特に運動後30分以内は、筋肉の合成が最も高まる「ゴールデンタイム」です。このタイミングで、吸収の早いホエイプロテインを摂取することで、効率的に筋肉の修復と成長を促し、基礎代謝の向上に繋がります。ただし、プロテインはあくまで食事の補助です。基本は食事からタンパク質を摂ることを心がけ、不足分を補うという位置づけで活用しましょう。

【まとめ】日本人が一番痩せるダイエットは、継続可能な「王道の習慣」を身につけること

本記事では、日本人が一番痩せるダイエットについて、科学的根拠に基づき網羅的に解説しました。

  • 理由:日本人は「倹約遺伝子」や特有の「腸内環境」を持つため、欧米のダイエット法ではなく、日本人向けのダイエットが不可欠。
  • 食事:「まごわやさしい」和食を基本に、低GIの糖質を選び、十分なタンパク質を摂取することが鍵。
  • 運動:大きな筋肉を鍛える「筋トレ」の後に「有酸素運動」を行う黄金の組み合わせが最も効率的。
  • 生活習慣:「睡眠」「入浴」「ストレス管理」といった土台を整えることが、リバウンドしない体を作る。

結局のところ、「これを食べれば痩せる」「この運動だけすればいい」というような、魔法のダイエット法は存在しません。

日本人の体質に合った正しい知識を学び、食事・運動・生活習慣をバランス良く改善し、それを無理なく継続できる「習慣」にすること。これこそが、遠回りに見えて、実はリバウンドなく健康的に美しく痩せるための、唯一かつ最短の道筋なのです。

まずはこの記事の中から、一つでも二つでも、今日から実践できることを見つけて始めてみてください。その小さな一歩が、あなたの人生を変える大きな前進となることをお約束します

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